アホ庶民の管理術

歴史を振り返ると技術は進歩しました


って言うと科学技術の事だと思うけど、それだけじゃないです


気付かれないけど、庶民の管理術も進歩したんです


その中でも、ある意味素晴らしいとさえ言える管理術が最近できました


Aが権力を維持するにはどうするか?


今までは「Aが力を保つ事」に頑張ってました

「Aは素晴らしい」と洗脳したり

敵を倒したり


まあ、普通、そうします


でも、それに不満を持つ人も当然いて、そのうち倒されます

そんな繰り返しです


でも、画期的な方法が開発されました

それは、「最初から反対派Bも用意

しとく」ってやり方です


Bに不満を言わせますが、

スキャンダル等でイメージを悪くします

すると庶民は、

「なんだBはクズじゃないか

奴が言う事も間違ってるに決まってるし

Bを信じてた自分も恥ずかしいー」

ってなっちゃいます


この手は今よーく使われてます


同じ物が1000円の店と2000円の店が有ります

どっちの店で買う?

1000円でしょ

当たり前だよね


でもそんな当たり前の事も

アホ庶民は間違えます


「デフレ不況だー」

「そんな事だから輸出も落ち目なんだぞー」

「そんなだと日本は世界で孤立するぞー」

とかなんだか、

マスコミやら

庶民を装った工作集団が叫びます


庶民は、理由はよくわからないけど、デフレや物価安は良くない事だと思います

まあ、その程度です、庶民の能力は


ちょっと不安が有っても

「物価が上がれば給与も上がるから大丈夫ですよー」

と言われ、

じゃあ、同じ事かと、安心します


で、その結果は?

物価は上がり、給与は変わりません

「おーい、話が違うんじゃ?」

と思ったとこに、新しいニュースが

「平均給与が上がりました」


「え、そうなの?

上がってないの俺だけ?

俺の仕事がショボイからだな

あー、恥ずかし」

で、問題解決です


でも、よく考えると、平均ってのは評価が難しいんです

100の給与の人が10人いて、1人だけ給与が200になったとします

すると平均は110になります

大多数は変化が無いのに平均が上がりました

平均ってのは、特に、それぞれ格差が有る時には、うまく状況を表さないんです


さらに言えば、調査の対象を限定する等して、数値を意図するものに変える方法も有ります


この方法はよく使われます

公務員の給与を決める時とか


アホ庶民は権力者を純粋無垢に信じてます

「そんな酷い事、わざわざするわけがない」


でも庶民管理の基本

「庶民はギリギリの生活に置いておく」

聞いた事有るでしょ?


さらに言えば

権力者も人間です

あなた達にも思い当たるとこは有るでしょ?


人の不幸は蜜の味


アホ庶民の遠隔操作

思う通りに相手を動かす


催眠術か?手品か?


でも、実はそんなに難しい事じゃないんだ


その仕掛けは毎日行われてて

例えば、最近、やたらと親が子供を虐待してるってニュースを見る


「親に怪我をさせられた」

「親に殺された」


それを見た庶民はどう思う?

「よし、いいぞ、もっとやれやれ〜」

ってなるわけがない


「酷い話だ。

こんな事になる前に止められなかったのか?」


良識派ぶって話してるが

その反応は権力者の予想思通り


結果どうなるか?


家族関係をバラバラにして、代わりに権力者が管理するって流れ


よく考えてみよう

最近になって急に親が怒りだしたか?

以前の親は怒らなかったか?


むしろ逆じゃないか


毎日、たくさんの出来事がある

何を報道するか

何にたくさんの時間を割くか

選ぶ過程が有るんだよね


似たようなニュースが連発する理由

それは意図が有るからなんだ


庶民を誘導するのに都合が良い出来事が無かったら?

息のかかった奴を使って出来事を起こせばいい

権力者にはそれ位の力は有る

なぜなら権力者だから





自惚れるなアホ庶民

庶民は勘違いをしている


「人間は考える葦である」だ

「民主主義」だとおだてられ

いっちょまえに自分の意見を言う


ただ、お前の話した事、お前は気付いてないだけで、誰かがそう話すように仕向け、そしてお前が話してるとしたらどうだ?


そう、お前は賢くもなんともない

ただの操り人形、アホ庶民なんだ


まずはそこに気付けるかどうか

謙虚になれ、アホ庶民